格安中古3ウェイスピーカーをチャンデバ、マルチアンプでならしてみる

これは以前に書いたプチ予告の実行

ケンウッドの3wayスピーカー(中古で3千円ほどで入手)を
チャンデバとマルチアンプで鳴らしてみようというもの

今回は既存のもの以外に用意したのは
ホームセンターで入手した電線10メートルと
ファストン端子

オスメス、大中小が詰め合わせになっている カバーは今回使わなかった

コイズミ無線さんでも買えると思うけど
今回は格安品をアマゾンで入手
この記事を構想して準備しようと
買ったのは何ヶ月も前だけど、やっとこさ使うことが出来た

ホントは専用の工具でカシメて使う端子なんだろうけど
今回は手持ちのペンチで潰して強引にハンダ付けして使用

スピーカーの内部はこんな感じ

吸音材はあまり多くない上に斜めに入っていたり左右上下非対称だったりで
メーカーの技術者達の熱意が伝わってくる造り

各スピーカーごとにコンデンサとコイルが一つずつ使ってあるので-12db/octの特性

ファストン端子は大きさが3種類あって
それぞれオス側とメス側があるので
合計で6種類がある

それを間違えないように確認して
電線の皮膜を剥いてハンダ付け
ファストン端子もミス無くスピーカーユニットに接続できた

勿論ファストン端子使わないで直にハンダ付けも出来るけど
今回は原状復帰が出来るように作業したかったのだ
いくら気に入った結果が出ても自分のメインのスピーカーになるとは思えなかったので

3wayなので3つの線が背面から出ることになるが
今回は安易にリアバスレフダクトから出してみた

同じ電線を使ったので印つけないと怖くて繋げないですネ

ふう、これでようやく聞くことが出来るぜ!

今回のお題は2曲

「佐渡おけさ」と

「新世界より」の2楽章の一部

内部ネットワークを通した音

家族の隣の部屋での話し声が入ってますね・・

すごく「懐かしい」感じのする音色だ
テレビを通して出てくる音といった感じ
ノスタルジックな美しさはすごく感じる
何聞いても違いがわかんないとも言えるけど。
後、距離感が遠い音がする。埃っぽいとも言える。
(30年前の製品なので、新品の時は違ったのかも知れませんがね)

これが私流にチャンデバであれこれいじった結果の音

今聞くとチョットハイ上がり気味、バランスは難しいね・・


具体的には
クロスオーバーを
元は1Kと5Kで-12db/octだったのを
420 と3.6Kで -48db/octに変更し
ディレイをmidとhighに入れてみた
ちなみに、私の感覚ではチャンデバの調整では
「ディレイが一番効く」。
カメラに例えるならピント合わせみたいなもので、
音の見通しが別のスピーカーみたいになってくる。
クロスオーバーはツィーターを4kHz以下まで再生できる設定にすると
歌の口元の表現がリアルになる気がする。
midとlowのクロスオーバーは好みがあると思うので
色々試してみるのが良いと思う。

前回のちっこい2ウェイでは細かい設定ごとに録音したけど
今回は途中は録り比べる気になれなかった
最初と最後がわかればそれでいいし。

正直、聴き惚れた。
すごく音楽が解りやすい。
ま、自分好みにセッティングしてるんだから当たり前かもしれんが。
距離が近づいたし、クリアに音楽が楽しめる
これがペア3千円のスピーカーから聞けるなんて、シンジラレナーイ

佐渡おけさは歌手の人の歌の節回しが別人みたいに聞こえるし、上手さが際立って聴こえる
伴奏の太鼓や笛三味線がすごく聞き分けやすくなっている

新世界は別のオケみたいに聴こえるし指揮者も別の人だよこれ

今の自分のメインシステムよりもまとまりが良くってすごく聞きやすい
音楽に浸れるし、分解能も高い

中古で昔の不人気3ウェイ買ってきてチャンデバでマルチアンプで鳴らすの
大いに「アリ」だと思います。
3つのスピーカーの相性も考えられているし、自作より手軽だし、
おまけに不人気モデルなら二足三文で入手できるしで。
勿論、憧れの人気機種でも良いと思うけど、
私はチャンデバマルチでないと楽しく聞く自信はないな〜
結局「自分の好みの音」が一番なわけで、
それを作るのにはチャンデバでなければというのが、今回色々試してみた上での結論

というか、既存のスピーカー買ってきて内部ネットワークを通してアンプ繋いだだけで
いい音楽が聞けるなんてありえないというか、博打、ギャンブルの類でしょ、もはや。
(無論、私見です)
ポンと繋いで最初の音で自分の音楽聞いてそれで評価されるのでは堪らないでしょ?
聴き比べて心からそう思ったねあたしゃ。

自分好みにチャンデバでセッティングしたほうが
結果的に遥かに安上がりだし自分好みに追い込めるし

気に入った今回のスピーカーですが、結果には満足ですがお蔵入りです。
「置き場所」が無いというのが主な理由
自作バックロードホーンを中心としたメインスピーカーへとセッティング変更です
今の所「低音の迫力」以外メインシステムのほうが劣ってると言えるくらい
今回の中古3ウェイとマルチアンプチャンデバはすごく良かった

(勿論、その後色々調整して遜色ない音に仕上げたのは云うまでもない)

チャンデバとマルチアンプ、10万円以内で構築できるので、機材にまずまず詳しくて
音楽楽しんで聞きたい方にはオススメですね
私も色々勉強になったチャンデバの記事でした

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