チャンネルデバイダー導入記(5)

今日は音声をアップしてみる

以前2ウェイチャンデバでも上げた3曲

異邦人

グリーン・フィールズ

バンジョーとヴァイオリン

クロスオーバーは200Hzと3000Hz
遮断(スロープ)特性は48db/oct
ディレイを加えて再生している

アンプは前回のものとは違っているが
さほど値段が変っていないものだし、
新旧アンプで比較視聴をしてみたが
差はほぼ無いに等しかった。
だから録音はしたけどそちらの音声ファイルはアップしません。

録音については
korgの「MR2」というハンディレコーダーを
使って16ビット、サンプリング44.1Khz
要するにCDと同じ規格で録音し
それをLinuxPCに取り込んで
adudacityというフリーの音声ソフトで
(linux上のソフトは基本フリーばかりだけれども)
ノーマライズ処理をしている。

今回は3曲ともクロスオーバーやゲインをいじらないで
同じ条件で再生し、それを録音した。

如何だろうか?
前の2ウェイのときよりも低音がクリアになって
なかなか楽しめる音になっているのではないだろうか?

コストの話をすると
スピーカーが方チャンネルで材料費がユニットのみで1万6千円ほど
エンクロージャの材料費は一万円未満と思う
それを×2にしてスピーカーは5万円ほど
今回作った密閉のスピーカーと
昔作った大きめのフルレンジ(今回はウーファーとして使用)
合わせてのお値段だ。
ウーファーについてはもっとコストを抑える方法もあるが
それはまた別のおりに書きたいと思う。

アンプは2万円ほどで3台揃えられる。
中国製のデジタルアンプで充分実用的だ。
ホントは日本のメーカーさんにもこういったものを
作って販売してほしいのだが・・

チャンネルデバイダーは4万ほど掛かるが
前々回書いたように補正イコライザだけ買っても3万円ほどするのだから、
それにチャンネルデバイダーが付いてくると思えば
さほど高価ではないと思う。

プリアンプとして使っているミキサーは2万円ほどだった

ケーブル類ピンケーブルもバランスケーブルも安物ばかり使っているし
トータルで15万円ほど(足掛け10年ほど掛けて)投資した計算になる。
これを高いと思うか安いと思うかだが、
マニア用のチャンネルデバイダーは20万円程度は掛かるものが多いので
その一台分の予算で一式全部揃うとすればどうだろうか?
私は音楽がお好きな方であれば、投資する価値は充分にあるように思う。

デメリットがあるとすれば、
「全て自己責任」であるということ。
好みの音が出なくても誰に文句を言うことも出来ない、
全部自分の選択で生じる結果なので。

逆に言えば「全部自分の好みにできる」という
メリットと言い換えることも出来る。
高音が足らなければ高音のアンプのボリュームを上げれば良い
低音が足らなければ、イコライザーを使ったり
低音のアンプのボリュームを上げれば良い。

ケーブルや機材の相性のせいにする必要がないのだ。
インシュレータを噛ませて音のバランスをとる必要も
ケーブルに投資して好みの音色を追求し続けなくても良いのだ。
(無論、やりたい方は自由だけどね!)

このあたりのことに付いてもまた後日書いていきたい。

さてもういくつか音源を・・

私はつい最近まで
adamというドイツのメーカーのモニター用スピーカーの
「A7」というモデルをメインで使っていたと書いた。

異邦人(A7)

英雄ポロネーズ (A7)

英雄ポロネーズ  (今回のチャンデバ使用3ウェイ)

勿論同じ条件で鳴らして録音していますよ

如何でしょうか?
A7、バランスは悪くないし上から下まで音は伸びてるのだけれど
「真ん中らへん」が弱いと感じませんか?
前々回の音声のときにも説明したとおり
音楽の一番大事な部分は「ミッドレンジ」にあるのです
それには大仰な大きなシステムは却って邪魔になる。
シンプルなフルレンジのほうが得意分野なんですね。

価格の話をすれば、今回のチャンデバとスピーカーとデジタルアンプ3台の合計と

ほぼ同じでした。

手間は、はるか〜にかかりますけれども、

(A7ならポンと置いて繋ぐだけだからね)

自分の好みに追い込めることを考えると

大いにアリと思います。

adamのモニターにも3ウェイのものはあるが
ものすごく値段が高くなるんだよね・・
これはリスニング用のスピーカーでも同じこと
2ウェイだと10万くらいでペアが買えるものもあるけど
3ウェイだと50万くらい出さないとならなくなる
(有名ドコロだと100万くらいかかりますけどね♡)
adamの3ウェイで「中抜け」がなくなるかどうかは
試聴してみないと分からないけれど(笑)

実際、私はA7にしてからあまり音楽を楽しめなくなっていたんです
「歳のせいかなあ?」と思って、半ば諦めてた。
でもそうじゃなくって、「ミドルレンジの情報量」が
不足するのですね、ウーファータイプのスピーカーで
ボーカル帯域を再生すると。
だから音楽聞いてもワクワクドキドキがあまり来ない・・

そんなわけで今回大病を患ったことにより
「好きなことをやってみよう」から
(いつまで生きてられるか解らないので好きなことしないとね!)
密閉型フルレンジスピーカーを制作し、さらに
以前から関心があった「安価なチャンデバマルチシステム」まで手を出して
すごうく、とっても勉強になりました。
で、音楽を聞くのがまた楽しくなってきた。

実はずっとこのブログで書いていたスピーカーと
簡易なチャンデバ、アンプ2台は、家族用に提供したので
私は今、別のものを使っています。
スピーカーはある実験をしてみたかったので別のものを制作しました。
それで、アンプがもう一組必要になったと、そういう経緯です。

次回は今メインで使っているスピーカーとアンプについて
書いていきたいです

チャンデバ(dbx PA2)は変ってませんヨ

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