入院日記(8)

今日は「おしっこの管」特集です
入院初日から入れられていたこのシロモノ
まあ、難物でしたね。

入れられるときがものすごく嫌な感じがしたのは
前に書いたとおりですが、
管が邪魔になるのは勿論のこと
おしっこの外部タンクが上下するとき
(当然処置の都合でそうなるときがある)
圧力がデリケートに自分の膀胱の方にかかって
チョット不快な感じがするんですよね・・

やった方はご存知と思いますが
おしっこそのものも「勝手に」でていくので
(尿意感じることも小水を止めることも出来ない)
全くコントロール要らずで、便利っちゃあ便利ですが
なんだかボケる気がして、精神的にもなんか嫌なもんです。
痴呆などで入院した方がそれまで出来ていたトイレができなくなり
オムツぐらしになってしまうというようなケースも聞いたことがある。
だから、早く取ってほしくてしょうがなかった

手術後一週間ぐらいして実は一度
このおしっこの管を取ってもらえたことがあったのですが
そのまたすぐ付けられてしまいました。
これはすごく辛かった出来事なので
少し詳しく書いてみます。

心臓とか、血圧とか、血糖値はかなり安定して
経過は良好と認められ、おしっこの管も取ってもらって
かなり快適と思っていたのですが、
実は前立腺も少し肥大気味ということで
(オッサンだね書く内容が、しかしw)
チョットおしっこの出が悪かった。
それというのも、どうも最初に管を入れられたときに
少し尿道入口付近に傷が出来ていたようなんです。
外から見て見えるものではないので、私しかわからないけど
で、小水の度にちょっと痛みがあった。
それで「ある程度溜めて」出す習慣だったのですが、
その日は運悪く「金曜日」だった。
主治医の方はその日に結論を出すつもりだったようだが
(管をもう一度入れるかどうか)
私は曜日の計算を不覚にもしていなかった。
おしっこの出を気にしている医者の様子を解ってはいたのだが、
まあ油断です。曜日感覚も曖昧な入院生活だし。

「〇〇さん、ダメ!」
これがドクターの入室の第一声。
私「?!」
「もう一度おしっこの管、入れます」
「えええええっっ!」
色々説明したけど聞いちゃあくれなかったですね・・
うぎゃーー
というわけでもう一度入れられる羽目になってしまいましたとさ。
もう一度、尊厳の作り直し、でありんす。

このドクター技術はすごいんですが、
「伝達」が大変に宜しくない。
この場合でも予め「いつまでに結果が出なかったらもう一度処置」
というのを私は聞かされていない。
入院期間も手術後は「1週間位」とおっしゃっていたが
実際は3週間だった(家内は3週間と、最初から言われていたそうだが)
そう、私がこの日は金曜日で、このドクターが説明苦手なのは解っていたのに
ちょっと本気出すのが遅かった。金曜日なんだから午前中から本気出しゃ良かったのに
アフターフェステバル、後の祭りとはこのことw

で、管入れられてからもう一度ドクターやってきて
わたしゃ当然ジト目気味にドクターを見ることになる。
人はお互いを言葉によらずとも知るもの。
その恨みがましい目つきを彼も覚えていたのであろう
後日入室の直前に「すごい目で俺のことみてやがった」みたいな話を
廊下でしていた。
ま、お互い大人なので聞かんフリはしたげたけどさ。
わたしゃ商売柄、耳だけは良いのさ。

ともかく、この「管再挿入」は今回一番痛恨の出来事ではありましたな。

タイトルとURLをコピーしました