入院日記(6)

病院の起床時間は6時くらい
先日書いたとおり就寝は21時位なので
起こされなくても遅くとも5時には目が覚めてしまう。
早寝早起きはわたしの生活の辞書にないので
ものすごく新鮮な感じがした。

6時位に看護師さんが患者一人ひとりをまわって
「検温」「血圧」「聴診器」「指先で酸素測定」を行い、記録を付けていく。
朝食は8時。すごく控えめな量だが、贅沢は言っていられない。
9時位に昼間担当の看護師さんと交代して、
同じように「体温」「血圧」「聴診器」「指先で酸素測定」。
点滴やレントゲン、採血など、必要な措置があれば
それも同時にしてもらう。
昼食は12時。朝よりはボリュームがある。
食事のメニューは、
ひとりひとりの健康状態によって、いくつかのパターンがあるようだったが
それがわかるのは、後に病室を出て、廊下に張り出してある
「献立表」をみてからだったので、それまでは
入院患者は皆同じメニューかと思っていた。

コロナの疑いがあるということで
看護師さんもお医者さんも
それぞれの病室に入るときに
防護服、マスク、フェイスガードの新品を装着し
退出するときはそれらをすべてボックスに破棄して
感染拡大を防いでいた。
私がコロナでないことが確定するのは入院後
10日ほど経ったあとだったので、
それまでは当然個室で、さっき書いたような厳密な対応が
図られていた。

そもそも、「味覚異常・嗅覚異常」を心筋梗塞の発作で苦しくなる前の
2日ほど前から感じていたのだ。
だから、味覚異常のことについては、かなり頻繁に質問された。
発作が起きてからは、しんどくてそれどころではなかった程度の
微妙な異常だったので、入院後はさほど気にならなかった。

お昼すぎにまた担当の看護師さんがまわってきて、
同じような処置をしていく。
入院の最初の方は心電図とかレントゲンとか
イベントも多めだったので割と充実していた(?)
夕方5時位に夜担当の看護師さんと入れ替わって
同じような処置をしてもらう。
夕食は19時。夕食が一番ボリューム豊かで
デザートは昼と夜にはついた。
量は絶対的にすごく少なかったけど
健康に留意されたよく練られたメニューだったと思う。

とても急な入院だったので、生徒さんたちへの連絡を家内に頼んだのだが、
私、事務処理ダメなんで、メモがきっちりしてなくて、
病院にまで持ち込んだマイバッグを混ぜ返して、メモをひっくり返して
なんとかメモを家内に渡すようなん感じで、お願いした。
その作業が入院した最初の週はずっとありましたね。
連絡できてない方もいたかもしれない、ホントにごめんなさいね。

この記事のタイトルに写っているテレビ台みたいなのは
病室備え付けのテレビ兼小物入れ
タオルとか掛けるところもあって結構便利な作り
テレビはプリペイドカードを使っての有料試聴方式
結局、退院まで一度もテレビは使いませんでした。

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