入院日記(5)

さて、手術終わって夜が明けて。

就寝時間は21:00
普通のわたしのルーチンは2時とか3時でしたので
異様に早い時刻に寝たことになるけど
その前の日が発作とかで寝られてなかったので
割とすぐ寝られたと記憶します。

ただ、おかしな夢を繰り返し
同じ夢ばかり繰り返してみたのを覚えています。
内容はさっぱり覚えていないのだけど
(その目覚めた朝でも忘れていた)
何か苦しい、うなされるような夢でした
何回か目が冷めて、しかも同じ夢の繰り返し。

あと
頭が痛くなっていました。
最初は枕が合わないせいかと思ったけど
そんな感じはなく、体の不調でしたね。
横になると頭が痛くなる感じで、
ちょっぴりしんどかった。

頭痛は入院中、ずっとありました。
幸い頻度や程度はマシになってきましたけど。

手術直後ということもあるのでしょう
看護師さんが頻繁にやってきては
「体温」「血圧」「聴診器」「点滴」「採血」「心電図」
などを、こまめに測って行かれます。

入院していた病院では
看護師さんが「昼の担当」「夜の担当」
が、決められていて、最初の顔合わせのときに
「昼間担当の〇〇です」
「夜担当の✘✘です」
みたいに名乗ってくれますが、最初のときは
何のことを言ってるのか理解できなかったです。
そもそも入院も初めてなら、ガイダンスも全く受けていないのです。

確か入院二日目の担当の方がすごく優れた方で
(他の方をディスるわけではありませんよ)
後にわたしが勝手に「マドンナ」と呼ぶことになる方でした
(おまえは夏目漱石か)
採血で私が苦しんだのをご存知のようで
(そこにいらしたのかもしれませんが、そこまでは不明です・・)
「私も仕事ですから採血させていただいていますけど
取られるのはすごく苦手ですゥ」と
言ってくれました。
すごく、心が軽くなりました。
この瞬間まで、自分が除け者にされてる感が多少あったんですよ、
色々説明されないまま俎板の上の鯉状態だったので。
「同じ人間同士」という視点での会話が、ものすごく新鮮でした。
おそらく、採血か点滴か、体に針を指す前後で言われたと思うのですけど。

ただ、このときは他の方たちがどういう態度を取るのか知らなかったので
この言葉のかなりな特異性に気づくことはなかったのですが。
基本的に看護師さんは言われたことを淡々とこなすのが
基本スタンスのようですので、患者とコミュニケーション
あまり取らない方が結構多かったんですよね、
他の方たちが来られてわかったことですが。

ベッドは電動で上下したり頭の角度の上下、足の上下などが
手元のリモコンで操作できるタイプでした。
この朝に確か頭の角度を30度まで上げるのが許されたと記憶。

食事は普段食べてるものと比較して
ものすごく少量でびっくりしましたが、
何分寝たきりなのでそんなものかなあという感想。

病院の支給の(実費ですがアタリマエダ)寝間着の上下
パンツではなくて大人用紙おむつ(ちょっとつらい)
おしっこの管付き
(だからトイレに行かなくても良い大きい方は看護師さんを呼んで
ベッドの上で一切済ますスタイル、後述)
心電図の電極付き(外れたりするとモニターでわかって看護師さんがやってくる)
点滴はほぼずっと何かの薬を入れられてる状態
おしっこの管から勝手に流れ出ていく尿は、
その管の先端に付けられているタンクに溜まってく。
それを看護師さんが数時間おきに汲み出して処置してくれるが
これも結構心に来るものがある。

ベッドから離れても良くなるには確か4日くらいかかった気がする
自分では結構元気なつもりだったけど、絶対安静状態だったんでしょうね。
一言で言うと「死にかけた」のでしょうから・・

手術の疲れもあってか、ともかく入院3日めくらいまでは
よく寝られました、昼でも夜でも。
看護師さんに聞いてみると点滴とか出される薬には
眠らせるものは入っていないということでしたので
単純に回復のために体が要求していたのでしょう。

入院一日目、二日目はこんな感じだったです。

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