入院日記(2)

入院日記(1)では
体の不調がコロナからくるものではないかと、
病院に行ったところまで書いた。

夜中に真っ直ぐに立てないくらいの体の異変を感じ、
病院に行くことを決心したのだったが、
そもそも病院が結構嫌いなので
健康診断とかもかなり行っていなかった。
これが結構響いてくるのだが、後の祭りです。

さて、深夜にコロナの疑いがあるということで
電話で翌朝8時半に開く連絡先を教えてもらっていたので
時間を見計らって家内に連絡してもらう
私は息も絶え絶えである。
そもそもしんどくて寝られなかったし
吐き気もするので食事も摂れなかった。

コロナの対策の電話の方は
「まずはかかりつけの病院に行ってくれと」いうことを
言われたようだが、そんなものはないっ。

一番近い内科の病院に連絡してもらうと、
そちらではコロナの疑いの患者は手に余るという。
仕方なくこの付近で一番大きな病院に車を運転して向かうことにする。
タクシーのほうが楽なのだが、
コロナの疑いがあるのにそうは出来なかった。

もうざっと10年以上病院には行っていなかったので
新鮮な気持ちで中に入る。
もう皆さん「マスク姿」であった。
大変なときに病院に来てしまったなあとぼんやり考えた。
家内が仕事を休んで一緒に来てくれたのはとてもありがたかった。
しばらくしてまず問診を受ける。
診察前の待ち時間に血圧を
そのへんにある血圧計で計ってみると なんと
上が180くらいある。ものすごく高い

問診してもらうも、はっきりとはせず
しばらく後に検査を受けることになった。
コロナの疑いということで、
他の方とは違う場所に案内され
かなり待たされた。
検査は検尿・採血・体温・血圧・鼻に綿棒みたいなもの突っ込むやつ
喉の奥に綿棒みたいなもの突っ込むやつ、と多彩だった。
採血が相当難航して、苦痛だったが、なんとか取れた。
飲まず食わずでは出ないのはしょうがないじゃん・・
あと、鼻に綿棒突っ込むやつがすごくきつかった。
先ほどとは別のお医者さんの担当だった
コロナ対策のモデルケースというか
色々手探りの状態なのだろうと推測された。

詳しい検査結果は後日にならないとわからないということで、
もう一度お医者さんに診察をしてもらうことになり
再びかなり待たされた。
サンドイッチを1個とトマトジュースを口に入れた。
あまりにもしんどいので、待合のベンチに半ば横たわっていると
看護婦さんが心配して声をかけてくれた。
家内を母親、私を息子と勘違いしていたようである。

当日の私の服装はモコモコの大胆な横縞の部屋着で

まあ確かにおっさんが普通は着ることのはない服ではあったが。

「コロナじゃないですね、お大事にしてください」といって
追い返されたらどうしようと半ば冗談で心配し始めていた。
今まで経験したことのない苦しみは
絶賛継続中なのでありますから・・

さて、お昼を回って、13時を少し過ぎた頃
最初に診察してくれた方にもう一度お目にかかる。
どうもコロナが原因の苦しさでは無いようだという。
心臓の医師と相談してどうするか判断するというお話で診察はおしまい。

またしばらく待つことになる。

続きは「入院日記(3)」をお楽しみに。

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